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2017年10月 6日 金曜日

弁護士であるわたくしが事故にあった時のお話し②

さて、この事故は、私に過失が出ない事故ですので、私の保険会社が、交渉に出てくることはできません。私は自分で相手の保険会社と交渉することになりました。

まずやることは代車の要求です。実はこれはいろいろな理由があってとても大事なことです。

次に、分損、全損の判断です。

相手保険会社は私の車両の損害を見積り、分損だから修理せよ、その金額を出す、と言ってきました。
しかしどう見ても私の車両は、車軸まで歪んいました。

私はすぐさま自分の保険会社のつてをつかって、全損の見積もりを提示し、全損を受け入れろと迫りました。
一方、相手保険は、代車費用がかさむことを恐れ、はやく代車を返せと言ってきます。そこで、全損を受け入れるなら、あと1週間で代車を返すと約束し、全損を受け入れさせました。

それから、車両積載物の損害も忘れてはなりません。CDや、積んでいたスコップ、使えなくなったETC機器なども全部写真を撮って損害額を請求しました。
これは写真があると、嘘ではない限り受け入れられることが多いものです。この損害賠償もしっかりしてもらいました。

この事故では、人身事故にしてもよかっただろうと思います。実際に足が痛みました。しかし、現場検証に立ち会うのもめんどくさいし、病院に行く時間もなかったので、ま、いいだろう、ということで、敢えて人身事故にはしていません。
もし人身事故にしたら、さらに治療費、通院交通費、通院による休業損害と慰謝料がくっついてくることになりますが、そこまでしなくていいな、と思ったのです。

こうして私の事故は、過失割合ヒャクゼロ、車両全損、代車費用、車両積載物、とすべての賠償を受けて終わりました。

いままで、数えきれないくらいの事故の賠償問題を扱ってきましたが、自分の事故を扱ったのは、これが初めてです。願わくば、これが最初で最後の自分の事故になってほしいものです。
ですが、事故発生から1か月で、全ての賠償金を受け取り、われながら、スピーディに手際よく処理したと思っています。ご依頼いただく事故の処理も、このようにスピーディに、手際よく終わらせられることを、常に心がけています。

投稿者 長野交通事故解決サイト

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